2017年12月11日月曜日

つばきファクトリー 3rdシングル発売記念ミニライブ&握手会イベント (2017-11-26)

「その衣装、洗ってンの?」と握手で聞いたら嫌われそうだな、と電車の中でぼんやり考えた。23日(木・祝)、25日(土)に続き、26日(日)もつばきファクトリーさんのrelease partyである。23日は大宮、昨日は池袋、そして今日は新三郷。彼女たちが着用するのは、おそらく今日も新曲『低温火傷』の衣装だろう。Hello! Projectの衣装がほぼ全部そうだが、気軽に洗濯機に放り込めるような服ではない。おそらく各メンバーごとに一着しか作っていないんじゃないかな。クリーニングはどうなってるんだろうか。まあ冬だからそこまで汗はかかないだろうし、仮に同じ衣装を使いまわしていたとしても問題はないだろうけど。24日(金)は平日だったが私は休みを取っていたので、四連休である。といえども、純粋な休みは24日(金)だけである。これは冗談のようで冗談ではない。Release partyがある日の拘束時間は労働と変わらない。肉体的な負荷に関しては労働を超えている。ほぼ立ちっぱなしだからね。私は事務職なもんで。労働がないという意味では休日だが、休息の日ではない。出勤するような感覚で、新三郷に向かった。ここは家から職場よりも近い。それに会場のららぽーとは駅に直結しているので、たどり着くのが楽である。前にもいちど来たことがあるので勝手は分かっている。

9時40分頃に駅に着いた。某有名最前おまいつの手下とされる小太りの茶髪紳士が前を歩いていた。小片リサさんのバースデー・イベントのときと同じhoodieを着用している。手下がいるということは親分も来ているのだろうかと思ったが、今日は見なかった。私がCD予約の列に着いた時点で100人以上は並んでいた。アルビ兄さんは朝から連日のrelease partyでお疲れなのだろう、あくびをしていた。今日の彼は黒いフリース・ジャケットにチャコール・グレーのトラック・パンツ(adidas。横に赤のライン)をお召しになっている。列にラッパ我リヤのQさんのような面構えの紳士がいる。10時25分頃にCDの会計を終え、優先エリア入場券を手にした。今日は1回目から順に17番、191番、324番。17番はサグい。3回のうち一つでも若い番号が来るとアガる。アルビ兄さんの上着が赤いジャージになった。今日は全体的に赤のコーディネートだが、AFCを制したばかりの浦和レッズへの祝福かもしれない。彼はそういうことをやる。後から近くで見るとリバプールFCのものだった。どうやら同クラブの愛称がレッズらしい。さすがに応援するチーム(アルビレックス新潟)と同じリーグ(来年はディヴィジョンが違うけど)の浦和レッズの服は着用できないのだろう。しかしアルビ兄さん、どれだけ海外強豪クラブDDなんだ。

まだ早いけど1回目の集合時間(11時40分)前に軽く飯を食おうかな、お昼時にはフードコートが混むからな、銀だこも悪くないな、どうしようかなあ、と迷ってウロウロしていると、10時58分につばきファクトリーがすぐ近くを通ってステージに向かっていた。リハーサルだ。思っていたより早い。優柔不断に過ごしていたおかげでリハーサルに居合わせることができた。
岸本ゆめのさん:白地に大きな黒い星のTシャツ。オーバーサイズでワンピースのように着ている。その下に柄物のタイツ。
谷本安美さん:前を開けたブルゾン。中には紫のTシャツ。
小野瑞歩さん:20日(Juice=Juie武道館の客席)、23日(release partyリハーサル)と同じスウェットシャツ。下は黒いロング・パンツ。
小野田紗栞さん:ピンクのくるぶし丈カーゴ・パンツ。派手な柄の白黒ジップアップ・ブルゾン。
秋山眞緒さん:黒いブルゾンの前を開けて、中には数字の36と何かの文字が書かれた赤いTシャツ。
山岸理子さん:派手な柄のセーター?Tシャツ?の上に黒い上着、上着の袖はまくっている。
浅倉樹々さん:スウェットシャツ。袖が白でピンクの線。
新沼希空さん:黒いスウェットシャツ。退散時にちらっと見たかぎり、どうやら道重さゆみさんのグッズ(背中に羽が書いてあるやつ)。人違いだったかもしれないが誰かが道重さゆみさんのスウェットシャツを着ていた。
小片リサさん:紺のパンツ。横に赤い線。黒いスウェットシャツ。前を開けている。中に白いTシャツ。
衣装よりもこういう普通の服の方がメンバーさんたちの可愛さが映える。それに各人の選択だからそれぞれの特徴が出て興味深い。小野瑞歩さんのバースデー・イベントの日に半蔵門駅で私服姿の岸本ゆめのさんを見たときにも思った。普通の服でその辺のストリートに紛れ込むと一般ピーポーとの差が浮き彫りになる。リハーサルは『低温火傷』と『うるわしのカメリア』。

1回目 12時~

5分遅れの11時45分から呼び出し。0番ど真ん中の2列目というドープな位置を確保。今日のエスタシオンにはオタクを迫害していそうな顔の青年が一人混じっている。説教から始まるアルビ兄さんの前説。イベントの盗聴音源をサーバーに上げた奴がいる、聴いてみると結構クリアな音だった。個人で楽しむ分には、許すというわけではないが、まあいいかなと思うが、サーバーに上げるのは論外。誰がやったかは調べれば簡単に分かる。はっきり言って営業妨害だ、といわゆる激おこチンチン丸のアルビ兄さん。注意事項を続ける。今日の会場は、「程度を超えた声援」が禁止。ここまではピリピリしていたが、統率の取れたジャンプ以外は禁止というくだりで空気が和んだ。統率されたジャンプとは、統率する人と統率される人がいるジャンプのこと。統率する人はステージにいるメンバー。される人はお客さん。セットリスト。

なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?』(Berryz工房)
笑って
『低温火傷』
就活センセーション
青春まんまんなか!
Just Try!
ハナモヨウ

この距離だと、楽曲派で知られる私でも誰の脚がきれいだとか、“そういう”目で見てしまう。さすがに具体的な名前を挙げるのは控えるが、美さん、さん、さんの三名が、質感の観点からグループで脚が最もきれいだと思った。あとはステージに近いときの楽しみとして、『青春まんまんなか!』でメンバーさんがピョンピョン跳ねるときの着地音。あれを聞くと、アイドルさんも体重のある生身の人間なんだなと実感できる。

我々の盛り上がり方について「多少、大目に見ていただいている部分がある」ので、お礼としてお昼ご飯はららぽーと新三郷で食べて還元してくれ、とアルビ兄さん。2階から私たちを背景にセルフィーを撮る、襟足を伸ばした茶髪の青年。

握手は右から小野瑞歩さん、新沼希空さん、岸本ゆめのさん、山岸理子さん、小野田紗栞さん、谷本安美さん、小片リサさん、秋山眞緒さん、浅倉樹々さん。小野さん、右目に何か入ったような感じ。「目、大丈夫?」と声をおかけしたら苦笑してはい、大丈夫です的なご対応。岸本さんには「リハーサルのTシャツ、超でかいね 」と申し上げたら「そうです、あれでかいんです!」とおっしゃった。谷本さんには「リハーサルの、ブルゾンが似合ってる」と申し上げたら「あ、ホント?」と微笑みになられた。一言が交わせるか交わせないかというスピードだった。小野田さんに『なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?』の「彼方」がよかったとお伝えするつもりだったが言えなかった。岸本ゆめのさんの握手対応からはいつも徳の高さを感じる。

丸福珈琲店で高いランチ。いまいち。レーコーは濃くておいしいが、サンドウィッチがしょぼい。正直なところ23日、25日と3回まわしのrelease partyを続けて観覧して間もないので、私のmotivationが落ちている。今日の気付きとして、リハーサルの服装を観察し、それを褒めることが高速握手で何も言葉が思い浮かばない問題への対策として有効である。それくらいしてひねり出さないと話題がない。

2回目 14時半~

番号を呼び出す青年の声がか細くてすぐ近くにいないと聞こえない。14時15分、彼にマイカフォンが与えられて、その問題は解決した。

二階から覗く見物者には家族連れがちらほら。ニヤついた彼らに撮影される私たち。つばきファクトリーさんは小さな子供に積極的に手を振る。親たちも喜んで子供につばきファクトリーさんのショーを見せる。しかしその子供たちが大人になってアイドルを応援しようものならイヤがって気味悪がるに違いないのである。

1回目の私たちの声量について「(許容範囲の)ギリギリかちょっと超えてるくらい」という認識を持って臨むように、とアルビ兄さん。今日は本当に本当に大目に見ていただいておりますので、3時のおやつはららぽーと新三郷さんでお買い上げくださいと先ほどに続きららぽーと新三郷への配慮を見せる。統率の取れたジャンプ以外は禁止と言いながら1回目はその曲をやりませんでした、と笑うアルビ兄さん。2回目はどうでしょうか? と含みを持たせる。セットリスト。

笑って
気高く咲き誇れ!
初恋サンライズ
寒いね』(スマイレージ)
ハナモヨウ
うるわしのカメリア
『低音火傷』

握手は右から浅倉樹々さん、新沼希空さん、岸本ゆめのさん、山岸理子さん、小野瑞歩さん、谷本安美さん、秋山眞緒さん、小片リサさん、小野田紗栞さん。困り果てた私は、「カレーにナスを入れる?」という東京都に住むアルコール依存症のロリコン・中島から以前に学んだ質問を繰り出すことにした。すると、面白いくらいに皆さん「入れない」という回答だった。もしかしたら小片さんは「入れる」とおっしゃったかもしれないが、定かではない。というのが、この単純な一問一答すらままならないくらいに流れが速かったんだ。小野さんは以前ラジオ(“Hello!SATOYAMA&SATOUMI Club”)でカレーにナスを入れるのが好きだとおっしゃっていた。それなのに、私が山岸さんに聞いているのを隣でお聞きになって、私がお聞きする前から「わたし入れなーい」とおっしゃった。次に流れながら「好きなんじゃないの?」と伺ったら「あ、夏野菜カレー…」とおっしゃっていたが、真相は闇の中である。皆さん総じて「何でカレーにナスなんか入れるんだ」という感じの表情だった。もしかすると「何でそんな質問をするんだ」だったのかもしれないが。

握手の様子を二階から眺める。通行人が「何あれ? 誰?」などと言って通り過ぎるのだが「誰?」はお前だよ。「つばき? シャンプー?」というオモシロコメントを残して通り過ぎる男性。15時57分に岸本ゆめのさんのサツアイで2回目は終了。岸本さんは「ありがとうございますと私たちは言う。それだけだと何に対してか分からないかもしれないが、来てくださったことに対して、私たちのことを思ってくださることに対して、すべてを指している」というような素敵なことをおっしゃっていた。2階からだと細かい言葉が聞き取りづらかった。

3回目 16時半~

我々の熱狂がららぽーと新三郷の許容範囲的に「ギリギリ」であり「本当に大目に見ていただいている」と再度、強調するアルビ兄さん。セットリスト。

『低音火傷』
Kiss me 愛してる』(℃-ute)
ハナモヨウ
付き合ってるのに片思い』(Berryz工房)
笑って
『低音火傷』

ハナモヨウ』のイントロが流れてくるとげんなりするようになった。元から私はこの曲があまり好きではない。これだけ聴いて好きになれないんだから、もう無理だ。もちろん冒頭の「エル・オー・ブイ・イー・ラブリー・小片!」をはじめとする各種のチャントは大きな声でちゃんと入れる。それは気持ちいいんだが、曲そのものへの否定的な気持ちは拭うことができない。

付き合ってるのに片思い』の「ねいいでしょ」は一番が小野田紗栞さん、二番が新沼希空さんだった。

「カバーの曲で凄く盛り上がってくださって…」と言う小野瑞歩さん。ドッと笑いが起きる。「私たちの曲でも同じくらい盛り上がってもらえるように頑張りたい」と今後の意気込みを語る。

握手は右から浅倉樹々さん、小野田紗栞さん、秋山眞緒さん、山岸理子さん、谷本安美さん、新沼希空さん、小野瑞歩さん、小片リサさん、岸本ゆめのさん。小野田さんと新沼さんに「『ねいいでしょ』がよかった」とお伝えした。小野田さんは笑ってありがとうございますと返してくださった。新沼さんは左手の人差し指を立ててお顔の前に持ってきて「そうでしょー」とおっしゃった。

最後のメンバーさんたちのサツアイが始まる前に、後ろの方を睨みつけて「下りて!」と怒るアルビ兄さん。見ていないが、誰かが円形のベンチに立った模様。

新曲の振りをやってくれる人が今後も増えるように頑張っていきたい、という小野瑞歩さん。今後のリリイベの予定はよく分かっていると思うので予定を開けて来てください、と小片リサさん。17時42分、終わり。

今日、気付いたこととして23日に衣装の「マント」に言及していたのが今日は「ケープ」に統一されていた。言い間違いを防ぐためだろうか。

そういえば1回目か2回目だったと思うけど、小野瑞歩さんが研修生発表会でつばきファクトリーはBerryz工房さんの曲をやりますと言って、他のメンバーが顔を見合わせてちょっと怪訝な顔をしていた。研修生発表会のセットリストは11月30日になって初めて発表されたので、もしかするとまだ言っちゃいけない情報だったのかもしれない。そういうところが愛しいですよね。

23日、25日、26日の三日間で、来年2月にドロップされるつばきファクトリーさんの新曲『低音火傷』を私は13回フルで聴いた。この四日間のうち三日は終日release partyを観覧した結果、労働をしたのと変わらない気持ちになっている。労働の後にまた明日から労働かよという感じになっている。もし毎日休みなしで朝から晩までrelease partyを観覧「しなければならない」生活になったとしたら、そのうち心身の疲れで鬱になってしまうだろう。