2018年4月27日金曜日

Juice=Juice 高木紗友希バースデーイベント2018 (2018-04-21)

親知らずを抜くことになった。歯科衛生士曰く、その日は運動をしないで、なるべく安静にしてください。そういう日を選んで予約してください。多量の出血が予想されると先生が言っていました。あと強い麻酔をかけます。逆側で食事は出来るんですが、しばらくは麻酔が残ります。親には言っていないので、文字通りの親知らずである。私がHello! Projectの信仰者であることも親は知らない。この間ショッピング・モールでアイドルらしき集団を見たが応援しているのがオジサンばっかなんだよと父親が笑っていたことがあるが、あなたの息子もそっち側の人間なんだ。遺伝子が同じである以上、お父さんもそうなっていたかもしれない。私も無職を経験するまではニートなんて単なる怠惰な奴らだと思っていた。人の境遇は時代や環境の違い、運や偶然で簡単に変わる。究極的にあらゆる他人は、そうなっていたかもしれない別バージョンの自分なんだ。それを理解すれば、ただ自分が会社に雇われていて銀行口座に毎月給料が振り込まれているというだけで働いていない奴らを馬鹿にするなんて出来ないはずだ。

母親が還暦を迎えるらしい。四月の中旬に父がメールを送ってきた。ゴールデン・ウィークのどこかで、サプライズランチでもと考えています。4月28日から5月6日の間で都合の良い日を複数教えてください。手帳を見る。複数どころか一日も空いていないよ。その期間は。

4月28日(土):Juice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Go ahead SPECIAL~昼夜(静岡)
4月29日(日):Hello! Projectポイントプレゼント「2ショット写真&直筆サイン色紙」(代々木)、つばきファクトリーFCイベント ~キャメリア ファイッ!vol.7 キャメリア Partyへようこそ!~(代々木)
4月30日(月・祝):Juice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Go ahead SPECIAL~(広島)
5月1日(火):労働と観光(広島)
5月2日(水):労働と観光(広島)
5月3日(木・祝):こぶしファクトリー&つばきファクトリー プレミアムライブ2018春 “KOBO”昼夜(中野)
5月4日(金・祝):Juice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Go ahead SPECIAL~(中野)
5月5日(土):アンジュルム コンサートツアー 2018春 十人十色 昼(中野)、ハハノシキュウ生誕祭~ツーマンの会~(ミンちゃんを呼んで誕生会!)(下北沢)
5月6日(日):Hello! Project 研修生発表会2018 ~春の公開実力診断テスト~(中野)

その後も、5月12日(土)は田村芽実さんのソロ・コンサート昼夜(渋谷)。5月13日(日)は海外出張の出発日。次に空くのが5月19日(土)。もうちょっと静養する時間があってもいい。5月4日のアンジュルム昼公演チケット、誰か買い取ってくれないかな。8列の中央ブロックなんだけど、1万5千円でどう? 悪くないと思うけど。こんだけ予定が詰まっていると宅配便の再配達を受け取るのも一苦労なんだ。高価な商品ならともかくね、本とか安い服なんてドアの前に置いてくれればいいんだけどさ。この間ヤマトに電話して頼んだらできませんの一点張りだった。何でですか? お受け取りの印鑑かサインをいただくことになっているからです。説明にもなってねえ。こっちがいいっつってんだからいいだろ。西濃と佐川はやってくれた。万一荷物がなくなっても責任は負わないという条件付きでね。それでいいんだよ。家に届くモノの大半は急ぎで必要ではない。もっと言えば要らないかもしれない。じゃあ頼むなって話だが、今だけ安いとかアレコレの手法で色んなモノを注文をさせるようにこの消費社会はできている。それに飼い馴らされてるんだ私は。本一冊、Tシャツ一枚を受け取るために一日の行動が制約される。くっそくだらねえ。

こんにちはー。こんにちは。元気ですかー。元気です。この店2回目? 2回目。初めて来たのが先週。これは通わねばと確信した。2016年1月4日の中野サンプラザで初めて小野瑞歩さんを見たのが、今思えば推し変(崇拝する対象を変えること)のはじまりだった。同じことがネパール料理でも起きているのかもしれない。新大久保。日本に急増しているインドネパール料理と一線を画す<ソルマリ > (メニューより引用)。ランチビール350円。ミックスシェクワ700円。Aセット550円。いちばん安いセット(和製英語)の時点でむっちゃくちゃうまいですやん。はっきり言ってナングロを上回っているかもしれない。ナングロ激単推し(一つの対象だけを崇拝すること)ではいられなくなった。もっとも、ソルマリにはサマエボウジとホッピーがないから完全に取って代わることはできない。最後にネパールチャ要はマサラ・チャイ(cold)150円を飲んでしばらく居座る。まだ時間があるから。今日は開場15時、開演15時45分。

だいたい平日なんですよ。Hello! Projectのバースデー・イベントって。お誕生日が土日の場合でも、コンサートやイベントが入っていて、バースデー・イベントはその次の平日ということもある。高木紗友希さんは私の中で、上位にはいるしすげーリスペクトを送ってるし日替わり写真もたまに買うんだけど平日に都合をつけてバースデー・イベントに足を運ぶかというとちょっと考えてしまう、そういうメンバーさんなんですよね。気軽に行ける土日に彼女のイベントが開催されるのは次がいつになるか分からないし、まあ申し込もうと。TFTホール1000という、その名の通り1,000人を収容する会場で2公演だったんで、おそらくFC先行で落選者はほとんどいなかったんじゃないかな。降りる駅を間違えた。国際展示場ではなく、隣の国際展示場正門が最寄り駅だった。A5写真でも買おうかと思ったが、私が着いた時点でA4写真とマイクロファイバータオルを除いてすべて売り切れていた。ここには前にも一度来たことがあるが、1,000人入るのに客席が平場。しかも音が悪い。気乗りのしない会場だ。

大阪から来たらしい周りの紳士たちの会話。Juice=Juiceのバースデー・イベントにはほとんど行ったことがない。平日は絶対無理。段原さんのバースデー・イベントも火曜ですやん。休めばいけるんとちゃいますか? いやあでもゴールデン・ウィーク明けでいきなり休むのもちょっとね。ホール・ツアーは入られますか? 大阪の一公演だけ。節度のある人たち。どんな現場でも顔を出して最前を獲りに行くつばきファクトリーのおまいつたちとは違う。そういう私はJuice=Juice LIVE GEAR 2018 ~Go ahead SPECIAL~11公演中、大阪の2公演を除く9公演に入るのだが…。

皆さん座ったまま! 21歳になった歌姫の声がショウの幕開けを告げた。と思ったらみんな立ち上がっていたのでどうやら皆さんスタンド・アップ! だったらしい。出遅れた。私の耳がイカれているようだ。今日の公演は高木さんのお誕生日だというのを忘れそうになるくらいにお祝い要素が必要最小限で、ソロ・コンサートと呼ぶに相応しかった。こんなに歌尽くしのバースデー・イベントは、私が行った中では去年の宮本佳林さんと今回の高木さんの二回だけ。たしか小田さくらさんもそういう感じなんだよね。10曲を歌った後に、アクースティック・ギターで弾き語り。司会さえ存在しなかった。一般的なフォーマットから大幅に逸脱。本人のやりたいこと、得意なこと、ファンが求めていることが合致しているからこういう変則的なことが出来るんだろうね。

セットリストの組み方に、自身の色んな魅力を見せようとする高木さんの努力が伝わってきた。『ね~え?』(松浦亜弥)。2曲目は忘れた。次が『ぁまのじゃく』(スマイレージ)。ここで一呼吸。本人が説明したところによると、はじめの3曲は可愛い曲。Juice=Juiceで可愛い曲となるとどうしても宮本佳林ちゃんとか宮崎由加ちゃんが前に出た方がいいよってなるけど、今日は可愛い自分を皆さんに見てほしかった。次の3曲は、しっとりした曲。聴いてください。と高木さんがうつむいたところで金澤先輩と…すごく仲がいいのも…と『ぁまのじゃく』の替え歌で登場した段原瑠々さん。ケーキを運んでくる。高木さんへのお祝いメッセージは一番を取りたかったのに他の人に取られて悔しかった。気持ちは一番に届いたよと慰めてくれた。じゃれてくっつく。やめなさい。引っ込む段原さん。仕切り直して、しっとりした三曲を聴かせる。Buono!の何かと『都会のネオンが驚くくらいの美しさがほしい』(℃-ute)とあと一つは忘れた。最後の2曲に移る前に一しゃべり。去年はこぶしファクトリーの『辛夷の花』を最後に歌った。特別な思いを込めた選曲だった。今年も最後の曲は気持ちを込めて選んだ。『想いあふれて』(松浦亜弥)に続いて披露された最後の曲は“VERY BEAUTY”(Berryz工房)。

バースデー・イベントには珍しく、というか私にとっては初めてだったのだが、紗友希! 紗友希! というアンコールが起きた(私は紗友希!の方を叫んだ)。雰囲気的にどうやら恒例のようだ。このイベントはDVDになるが、会場に来てくれた人だけの楽しみを用意しているという高木さん。座って、アクースティック・ギターで弾き語り。まず“Wonderful World”のフック。次に題名が決まっていないという自作曲。これまで何年も連れ添ってきたJuice=Juiceのメンバーたちへの思いを書いたというリリック。うんざりするほど一緒にいて…というような歌い出しだった。宮本佳林さんも去年のバースデー・イベントでご自身が作詞作曲した歌を披露していた。比較するのもなんだが、高木さんの方がソングライターの才能がありそうだと私は感じた。宮本さんがキレイな歌詞を書こうとしているのに対し、高木さんは自分の言葉を書いている感じがする。

スキルとソウルを兼ね備えた高木紗友希さんが一人で歌えば「疑う余地なし ホンモン聴かし 中毒患者たちの欲を満たし」(K DUB SHINE、『説明不要』)となるのは必至だった。が…。他の人は知らないが、私に関して言えば彼女の歌に浸りきるというところまでは行かなかった。何せ、音響がクソすぎるんだよ。音量の大小ではない。音に包み込まれる感覚がないんだ。ちょっと遠くでやっているショウを眺めている感覚。TFTホール1000への不満。前にここに来たときにブログに書いた感想そのまんま。歌を聴かせるというコンセプトにこの会場は不向きだ。高木さんのバースデー・イベント会場にここを選んだ奴はワックだ。クラブチッタとか、Zepp Tokyoとか、ディファ有明とか、もっとマシな会場はいくつもある。というかここに劣る会場を探すのが難しい。消去法的にTFTホールにせざるを得なくなったのであれば仕方ないが、積極的にここをいいと思って選んだのであればアップフロント担当者の神経を疑う。前の方にいたらぜんぜん違ったのかもしれないけどさ、私がいたのは30列中の22列目だったから。その上、平らだから視界も悪くて。目を開けてても閉じててもあんま変わんない感じだった。イベントの最後に高木さんが通路を徘徊されて。私の一つ前の列にいた紳士に後ろの方も見えました? と聞いて。はい。嘘でしょというやり取りには笑った。今日は私のファンじゃない人も絶対きてるしこんなに多くの人に来てもらえて嬉しい。来年はもっと大きなバナナ畑(黄色いサイリウムを多くのヘッズが掲げている様子を何度もそう呼んでいた)が見られるように頑張りたい。皆さん、来てくれますか? 歓声。本当ですね? 笑い。